ライブカジノとは?イカサマの可能性についても含めて解説!

ライブカジノとは一体何なのか?元オンラインカジノ勤務のライターが、ライブカジノのイカサマ可能性についても解説。

校閲 BettingGuide編集チーム
最終更新日 2024/2/23
ライブカジノとは イカサマの可能性 徹底解説

「ライブカジノって何?イカサマされそうで怖い。」

このような疑問をお持ちではないですか?

オンラインカジノのウェブサイトや記事を見ているとよく目にする言葉、「ライブカジノ」。「オンラインだから画面の向こう側でイカサマなんてやりたい放題ではないのか?」とお考えの方もいるかと思います。

そんなライブカジノについて、元オンラインカジノ勤務のライターが、以下のようなトピックを解説していきます。

この記事の内容

  • ライブカジノとは
  • ライブカジノはイカサマされる?
  • ライブカジノの仕組み
  • ライブカジノ利用時の注意点
  • ライブカジノの始め方

ライブカジノについて基本的なことを知りたい!」、「ライブカジノのイカサマの可能性について確認したい!」という方は、是非この記事をご一読ください。

ライブカジノとは

ライブカジノとは、ライブ中継で実施されているカジノゲームです。

カジノディーラーがカメラの前に立ってゲームを進行するので、ネット上のカジノでありながらも、現実のランドベースカジノのような体験をすることができます。ライブカジノは、オンラインギャンブルという産業を爆発的に成長させた要素の一つと言われており、今も世界中のプレイヤーに大人気のカテゴリーです。Bombay Clubといったライブカジノスタジオは、ハイローラー向けのビットカジノのバカラなどを手掛けています。

ライブカジノ ブラックジャックのプレイ画面

ビットカジノのライブカジノ「ボンベイクラブ」にてブラックジャックのプレイ画面

ライブカジノゲームにはライブチャット機能が搭載されていることが多く、実際にディーラーや他のプレイヤーと会話することも可能です。基本的に使用される言語は英語ですが、カジノテーブルによっては日本語で実況や返答してくれる場合もあります。ライブ中継やカジノディーラーと交流が可能なことで、非常にエンターテインメント性が高いことが特徴です。

ライブカジノでは、以下のようなゲームを楽しむことができます。

  • ライブブラックジャック
  • ライブバカラ
  • ライブルーレット
  • クレイジータイム
  • モノポリー

ライブカジノのゲームを提供しているゲームスタジオには、エボリューションゲーミング(Evolution Gaming)社やプラグマティックプレイ(Pragmatic Play)社といった人気会社が含まれます。

殆どのオンラインカジノでライブカジノゲームが提供されていますが、ライブカジノハウスライブカジノアイオー等、ライブカジノに特化したブランドも存在します。

ライブカジノはイカサマされる?

結論から言うと、ライブカジノでイカサマは起こりません

これには以下のような理由があります。

  1. オンラインカジノの運営会社とライブカジノゲームを提供している会社(以下、ゲームプロバイダー)は同じ会社ではない。
  2. オンラインカジノの運営会社もゲームプロバイダーも監査されている。
  3. イカサマする必要がない。

各理由について、詳しく見ていきましょう。

ライブカジノでイカサマが起こらない理由#1:
「オンラインカジノの運営会社とゲームプロバイダーは違う会社。」

オンラインカジノの運営会社とライブカジノのゲームプロバイダーは別の会社です。

オンラインカジノは、ゲームプロバイダーが製作するゲームを利用者(プレイヤー)に提供している場所です。

ただゲームを提供している場所にすぎないので、オンラインカジノ側ではゲームの進行や結果に対して操作を加えたり、影響を及ぼすことはできません。

不正なゲームプロバイダーのライブカジノゲームを提供していると、そのカジノブランドの評判を傷つけてしまいます。

プレイヤーがいなくなると、オンラインカジノの運営会社にとっては大きな不利益です。

このことから、オンラインカジノは公正なゲームを提供するゲームプロバイダーのみと提携しています。

つまり、ライブカジノでイカサマが起こるといった心配はありません。

ライブカジノでイカサマが起こらない理由#2:
「オンラインカジノの運営会社もゲームプロバイダーも監査されている。」

オンラインカジノの運営会社は、拠点を置く国やサービスを展開する市場の国の当局からライセンス認証を受けてオンラインカジノを運営しています。

ライセンスを取得するためには、申請費や維持費はもちろん、各当局が設ける厳しい基準を満たす必要があります。

定期的に運営状況の監査も行われています。

監査で基準を満たしていないことが判明すると、罰金やライセンスはく奪といったような厳罰な処分が下されます。

このライセンスですが、実は、ゲームプロバイダーも同様に獲得する必要があります

ライセンスを提示できないゲームプロバイダーは、オンラインカジノに提携してもらえません。

もちろん、ライブカジノでイカサマをしているようなゲームプロバイダーは、ライセンスを得ることは不可能です。

例として、大手ゲームスタジオのエボリューションゲーミング社の取得ライセンスを見てみましょう。

エボリューションゲーミングの取得ライセンス一覧のスクリーンショット

マルタ共和国やキュラソー島のゲーミングライセンスはもちろん、その他に沢山のライセンスを取得しています。

ライブカジノでイカサマが起こらない理由#3:
「イカサマする必要がない。」

オンラインカジノやライブカジノのゲームプロバイダーが何よりも大事にしていることは、プレイヤーに継続して利用してもらうことです。

上述したように、イカサマが行われるようなライブカジノを提供していると、評判が悪くなり、利用者がいなくなってしまいます。

利用者がいなくなると、オンラインカジノやゲームプロバイダーにとっては不利益でしかありません。

結論として、オンラインカジノの運営会社やゲームプロバイダーは、ライブカジノでイカサマをする必要がないのです。

むしろ、公正かつ魅力的で革新的なゲームの製作と提供に力を入れています。

ライブカジノの仕組み

ライブカジノはディーラーの進行がライブ中継されているとは言え、実際にはどのようになっているのか気になる方もいるかと思います。

そこで、ライブカジノの仕組みを構成要素を踏まえて、簡単にまとめてみました。

動画ストリーミング技術

ライブカジノの基盤となる、動画ストリーミング技術です。

高解像度カメラを用いて、カジノディーラーやテーブルの様子のライブ映像を、リアルタイムでプレイヤーの画面へ届けます。

この技術のおかげでプレイヤーはゲームの進行を隅々まで観察することができ、担当ディーラーや他のプレイヤーとの交流も楽しむことができます。

OCRソフト(Optical Character Recognition/Reader)

日本語では「光学文字認識」とも訳されることがあり、文字の画像を機械が読み込み可能な形式に変換するソフトウェアのことを言います。

OCRはライブカジノでトランプやルーレットの銘柄や数字を即時に正確に認識することができ、エラーの防止や感知、及びに勝者を即時に発表することを可能としています。

ゲーム制御装置(Game Control Unit)

略してGCUとも呼ばれるゲーム制御装置は、ライブカジノにおいて最も重要な要素と言われています。

GCUは各ライブカジノテーブルに設置されていて、放送されている動画やオーディオデータを符号化します。

このGCUの働きによって、正確なライブ映像が遅れることなくオンラインプレイヤーの元へ届けられています。

また、GCUはディーラーとプレイヤーのコミュニケーションツールとしての役割も担っていて、プレイヤーのベットや行動をディーラーに表示します。

それに従って、ディーラーはゲームを進行することが可能となっています。

カジノディーラー/司会者

ライブカジノにおける、ゲームの進行役です。

ディーラー達は、ゲームプロバイダーによって雇われています。

すべてのディーラーは、テーブルに立てるようになるまでトレーニングを受けています。

ゲームプロバイダーが所有する、配信用ゲームスタジオからオンラインのプレイヤーに対してゲームを進行していきます。

クレイジータイムといったライブカジノショーでは、弁舌な司会者が登場し、エンターテインメント性が非常に高くなっています。

ライブカジノ利用時の注意点

ライブカジノでトラブルを回避するため、気を付けておいたほうが良いことをご紹介します。

インターネット接続

いくら素晴らしい技術を使用していると言っても、ライブカジノはオンラインです。

インターネットの通信速度が遅かったり、不安定なインターネット環境でプレイしていると、ベットが正常に受け付けられなかったり、映像が遅れるといったエラーが発生します。

ライブカジノをプレイする際には、良好なインターネット環境を利用することが強く推奨されます。

ボーナス使用時のベット上限

オンラインカジノで配布されているボーナスを使用時には、ベット上限が設定されていることが殆どです。

スロット系統のゲームとライブカジノ系統のゲームでベット上限が異なることがあります。

筆者の経験上、ライブカジノでのベット上限は、25ドルあたりに設定されている傾向にあります(カジノによってルールが違うので、必ず自分で利用規約を確認しましょう!)。

上限を超過したベットを行うと、ボーナスが没収されてしまうことがあるので、注意しておきましょう。

ローリスクベット/オポジットベット

オンラインカジノでは、これらのベットスタイルは基本的に禁止されています。

これらの行為は、オンラインカジノとゲームプロバイダーの両方で監視していて、オンラインカジノでは、特にプレイヤーの出金申請を処理する際にプレイ履歴を確認する傾向にあります。

その際に、ローリスクベットやオポジットベットをしていることが判明したり、該当するようなプレイをしていると判断された場合、出金申請が却下されたり、該当するゲームラウンドから発生した勝利金がすべて没収されてしまうことがあります。

友人と結託したり、個人で複数のカジノアカウントを使用し禁止行為を行ったとしても、カジノチームやゲームプロバイダーによって見破られてしまいます。

結果的に大損する破目になるので、これらの行為に手を染めてしまわないように注意しましょう。

不正防止という観点から、カジノは具体的にどのような行為が不正行為に当たるかといった情報は開示していません。

ライブチャットの言動

チャット機能を使用するには、エチケットをしっかりと守るようにしましょう。

ゲームプロバイダーのライブカジノに初めて入場すると、ニックネームを設定することができます。

匿名だからと言って、不適切な言動や、司会者や他のプレイヤーを罵ったりすると、チャット機能が使用できなくなったり、ライブカジノそのものから出禁となってしまうことがあります。

感情的になってしまうこともあるかと思いますが、画面の向こう側にいる現実の人たちへの配慮も忘れないようにしましょう。

他にも気を付けておいたほうが良いことはありますが、上述の注意点に気を配っていれば、基本的にはライブカジノを問題なく楽しむことができるでしょう。

ライブカジノの始め方

「早速ライブカジノをプレイしてみたい!」という方のために、ライブカジノの始め方をまとめてみました。

自分に合ったオンラインカジノで、ライブカジノを体験してみましょう。

  • 1

    ライブカジノをプレイしたいオンラインカジノを選ぶ。

    まずは、自分がライブカジノをプレイしたいオンラインカジノを選出しましょう。カジノによっては、他のブランドよりも多様な種類のライブカジノを提供しています。カジノを選ぶ際には、以下のような点を考慮することが推奨されます。

    • 有効なライセンスを所有していること
    • オンラインカジノの評判
    • 提供しているライブカジノの種類
  • 2

    オンラインカジノに登録する。

    好みのオンラインカジノが見つかったら、早速登録しましょう。アカウント登録時には、自分の個人情報は正確に入力するように心がけましょう。誤った情報や虚偽の情報を登録すると、後々にカジノ側からアカウントが閉鎖されてしまったり、出金時の書類審査が厳しくなってしまうことがあります。

  • 3

    プレイしたいライブカジノを選ぶ。

    様々な種類のライブカジノが提供されているので、どれが良いか迷ってしまいますね。そんなときには、入金する前に、ライブカジノを見学してみましょう。アカウント登録さえしていれば、実際にお金を賭けなくても、ライブカジノのゲームに入場するだけで様子を見ることができます。

  • 4

    入金する。

    プレイしたいライブカジノに目星が付いたら、早速入金してみましょう!

  • 5

    ウェルカムボーナスも忘れずに。

    新規登録したカジノの場合、新規登録者向けのウェルカムボーナスをしっかりと活用しましょう。ライブカジノでプレイ時には、ベット上限や禁止ゲームにも気を配っておきましょう。

  • 6

    ライブカジノを楽しむ!

    アカウント残高に入金が反映され、ボーナスの付与も完了したら、早速ライブカジノを楽しみましょう!

ライブカジノについて:まとめ

本記事では、ライブカジノとは何なのか、イカサマの可能性やライブカジノの仕組み等について、説明しました。

いつでもどこでも、まるで実際のカジノにいるかのような体験をできるのが、ライブカジノの醍醐味です。

ルールや注意点を守って、お気に入りのライブカジノゲームを楽しみましょう!

よくある質問

池田瑞希
池田瑞希
最終更新日:2024/2/23

ベッティングガイド日本語コンテンツの担当者。大手オンラインカジノ数社で勤務していた経歴があり、カスタマーサポートからマネージメント、マーケティング等、様々な立場で活躍してきた経験を活かして編集を行っています。アイゲーミング(iGaming)業界に関する情報も発信していくので、何か気になることがあればお気軽にご連絡ください。