オンラインカジノとは？インターネットカジノとは違うのか？

「結局オンラインカジノって何なの？」

このような疑問をお持ちではないですか？

最近ニュースやインターネットでよく聞くようになった「オンラインカジノ（略してオンカジ）」。「インターネットカジノ」や「ネットカジノ」という言葉もしばしば目にするようになってきました。ベラジョンカジノ（Vera & John Casino）やミスティーノ（Mystino）といった人気ブランドは、無料版ゲームサイトと連携してメディア露出もされています。

そこでベッティングガイドの編集チームが、オンラインカジノに勤務していた経験と知識をもとに、オンカジとは何なのかを解説してきます。「オンラインカジノについて知っておきたい！」「ネットカジノって何なの？」という方は、是非この記事を参考にしてください。

オンラインカジノとは？

オンラインカジノとは、オンライン（インターネット上）で運営されているカジノであり、オンラインギャンブルの一種です。インターネット上なので、ランドベースカジノと違って、店舗に足を運ぶことなくアクセスできます。インターネット接続さえあれば、スマートフォンやパソコン機器から、いつでもどこからでも利用可能です。

ランドベースのカジノについて

ラスベガスやマカオといった都市に存在するカジノは、プレイヤーが実際にカジノ施設に足を運ばなければならないので、店舗型のカジノとしてランドベースカジノ（英語で、Land-based Casino）とも呼ばれています。

カジノとは、ルーレットやトランプ等の遊びにお金を賭ける場所です。プレイヤーは、これらの遊びにおいて発生する、偶然の事象にお金を賭けます。賭けた事象が発生すれば、プレイヤーはお金を得ることができます。

カジノで提供されているゲーム（以下、カジノゲーム）は、次のようにカテゴリーを分けることができます。

• スロットゲーム
• テーブルゲーム（ポーカー、ブラックジャック、バカラ、ルーレット等）

スロットゲームでは、スロットに設定されている絵柄が既定の列に揃えば、絵柄に振り当てられた倍率とかけ金に相応して、配当金を得ることができます。テーブルゲームの場合、ゲームの結果を予測する、またはトランプゲームに勝利すると、事象に振り当てられた倍率とかけ金に相応した勝利金を獲得できます。

インターネットカジノとは？

インターネットカジノやネットカジノとは、「利用客が存在し、設置されたパソコン等からオンラインカジノを利用できる店」という意味合いでメディアに使われていることが多い印象です。

インターネットカジノ（略してインカジ、またはネットカジノとも言う）という言葉は、2022年5月に報道された山口県阿武町の新型コロナウイルス臨時特別給付金の誤送金事件をきっかけに多く見られるようになりました。それ以降、ニュースやネット記事では、「オンラインカジノ」とこれらの言葉は入り混じって使われています。

では、インターネットカジノ＝オンラインカジノなのか？

アイゲーミング業界で働いてきた筆者は、インターネットカジノやネットカジノという言葉が「オンラインカジノ」を意味する言葉として使われることに少し違和感を感じます。業界で働いてきた人達も、オンラインカジノのことはオンラインカジノ、或いは略してオンカジと呼びます。

英語でも、「Online Casino」の代わりに「Internet Casino」という言葉を使用することはあまり見られません。English Corporaでこれら単語が使われる頻度を確認しても、その違いは歴然です。

では、「インターネットカジノ」とは何なのか？

ニュースメディアや専門性の低いと思われるネット上の記事などで、インターネットカジノやネットカジノというような言葉が多く使用されている印象があります。

このことから、ベッティングガイドでは専門性を追求するため「オンラインカジノ」と「インターネットカジノ」、或いは「ネットカジノ」という言葉は使い分けています。

オンカジとインカジ

先述の通り、オンラインカジノとインターネットカジノ（またはネットカジノ）という言葉は、混合して使われている場面が多く存在します。ただし、専門性の高いウェブサイトやニュースでは、オンラインカジノとインターネットカジノという言葉はしっかりと使い分けられています。

法律的な観点から見ても、これら2つは全く異なるものなので注意が必要です。

オンカジは海外のライセンスを得て、海外から運営されています。そのため、2023年5月時点の日本の賭博罪に関する法律は適応されません。日本の賭博罪は胴元を裁くことに重きを置いていて、また必要的共犯でもあります。つまり、胴元を裁くことができないにも関わらず、プレイヤーのみが裁かれることに意味があるのか？という論点や、賭博罪が作られたのがインターネットが存在もしない時代であったことから、オンラインカジノを日本国内から利用することはグレーゾーンという見解が多く見られます。

実は、過去に警察に逮捕された男性が不起訴になった例も存在します。

一方で、インカジは、オンカジを利用できる場所を国内で提供しています。そのため、賭場を開帳しているとみなされ、賭博開帳図利罪が成立します。インカジの運営は勿論逮捕されてしまうので、単純賭博罪や常習賭博罪が適用される利用者も逮捕される可能性はかなり大きいです。

まとめ

オンラインカジノは、オンラインで利用できるカジノです。

海外の厳しいライセンス基準を満たして、合法に運営されているオンカジでは安心して遊ぶことができます。ランドベースのカジノとは異なり、オンラインカジノのプロモーションやボーナス等は大変豊富で、還元率も比較的に高くなっています。ボーナスが多ければ良いというものではないのですが、もちろんお得なボーナスがおすすめのオンカジも存在します。

ただし、日本の法律的な観点から見ると、日本国内から海外の合法なオンカジを利用することはグレーゾーンとなっているので、注意も必要です。インターネットカジノやネットカジノという言葉には少し違う意味合いが含まれている場合もあるので、覚えておいて損はないでしょう。

ベッティングガイドでは、オンラインカジノのおすすめをまとめた記事も用意しているので、是非参考にしてみてください。