このような疑問をお持ちではないですか?この記事ではスポーツベッティングについて、元オンラインカジノ勤務のライターが以下のようなトピックを詳しく解説していきます。
この記事の内容:
「スポーツベッティングについて基本的なことを知りたい」「日本のスポーツベッティングの違法性が気になる」という方は、是非ともこの記事を参考にしてください。
スポーツベッティングの違法性や合法性を分析する前に、スポーツベッティングとは何なのか軽くおさらいしておきます。
スポーツベッティングと聞くとオンラインギャンブルだけのように思えますが、スポーツの試合において発生する事象を対象に賭けを行うギャンブルはオンラインであるかどうかに関わらずスポーツベッティングです。スポーツベッティングにおいて、競馬等のスポーツで特定の結果に対して賭けれらたお金を受け付けたり、支払い行う人物や機関のことをブックメーカーと言います。
日本ユーザーにとって馴染み深いスポーツベッティングと言えば、競馬や競輪、ボートレース等が挙げられます。
これらのスポーツベッティングでは、自分が見込んだ選手が試合に勝つという出来事を対象にお金を賭け、当該選手が実際に試合に勝利した場合に、賭け金と事象の倍率(オッズ)に基づいて配当金を受け取ることができます。
日本国外のスポーツベッティングでは、クリケット、野球、サッカー、F1、アイスホッケーや総合格闘技といったスポーツも人気です。また、試合の勝ち負けだけではなく、点差やペナルティーといった様々な結果に対して賭けを行うこともできます。
日本におけるスポーツベッティングの代表例として、競馬や競輪、競艇(ボートレース)、並びにオートレースが挙げられます。
大前提として、日本国内で行われる賭博は、賭博罪によって違法とされています。ただし、上述の競技は、公営賭博、または公営ギャンブルと呼ばれ、日本の法律の管理下(特殊法人や地方自治体が運営)にある限りは許可されています。つまり、公営ギャンブルという形のスポーツベッティングは、日本国内で完全に合法です。totoやBIGといった種類がある「スポーツ振興くじ」というものまで存在していて、一部のスポーツであれば完全に合法でスポーツベッティングができます。
先述の公営ギャンブルを除いて、日本国内における賭博は基本的に違法行為となります。しかしながら、以下の条件がすべて当てはまる場合、グレーゾーンと主張する意見が多く見られます:
日本の賭博罪は、インターネットが普及する遥か昔に制定された法律です。海外で合法に運営されているオンラインカジノやオンラインブックメーカーを利用することを違法として明記している法律は、現在日本には存在しません。加えて、日本の賭博罪は胴元を取り締まることを主な目的としている上、胴元と利用者を両方罰する必要があります。しかし、日本の賭博罪は海外から合法に運営されているブックメーカーには適用できません。
賭博罪との関係性について、もう少し詳しく見ていきます。
海外のブックメーカーの合法性と日本の賭博罪の関係上、該当するサービスを日本国内から利用することは違法という意見もグレーゾーンと主張する意見も存在します。完全に合法ではないので賭博罪に問われる可能性もゼロではありません。ただし、現在の日本の法律において、海外で合法に運営されているスポーツベッティングサイトを利用した場合、犯罪と断言している法律はなく、また逮捕事例もありません。
日本の賭博罪には、次の種類が存在します。
単純賭博罪と常習賭博罪は賭博を行った人(利用者)、賭博場開帳図利罪と組織犯罪処罰法による罰則は賭場を開いた人(胴元)を取り締まる法律です。現行法の賭博罪は必要的共犯の一種である、対向犯とされています。これは、犯罪の成立に相手方(向かい合う当事者の行為)を必要とする犯罪のことを指します。
つまり、スポーツベッティングサイトの利用者に対して賭博罪を成立させるためには、利用者と胴元の双方を処罰する必要があると解釈できます。
2016年3月に、日本国内からスマートライブカジノ(イギリスのオンラインカジノ)を利用した男性3人が単純賭博罪の容疑で京都府警に逮捕されるという事例がありました。これら男性は略式手続による罰金刑を受け入れました。
同年に、千葉検察によってもう1人が送検されていましたが、この男性は無罪を主張しました。
略式起訴に応じるかは各人の自由であり、京都府警に逮捕された3人はこれに応じましたが、千葉検察に送検された方は略式に応じない意思を示しました。この案件を担当された津田岳宏弁護士(コールグリーン法律事務所)が行った弁護活動の結果、この男性は不起訴となりました。以下は津田弁護士のブログから参考ポイントを抜粋しました:
賭博罪とひと口にいうが,単純賭博罪と賭博場開張図利罪の軽重は雲泥の差である。後者の量刑は3月以上5年以下の量刑であるが,前者の量刑は50万円以下の罰金である。諸外国では,賭博場開張図利罪や職業賭博は処罰するが単なる賭博は処罰しないという法体系を取っている国も多い。
本件の特徴は,当該賭博行為につき,海外で合法的なライセンスを得ている一方当事者である胴元を処罰することはできないところ,他方当事者であるユーザーを処罰しようとする点にある。
賭博行為について,刑事責任のメインは開張者(胴元)が負うのであり,賭博者(客)が負う責任はある意味で付随的である。賭博犯の捜査は胴元の検挙を目的におこなうものであり,「賭博事犯の捜査実務」にもその旨記載がある。
言うまでもなく,不起訴は不処罰であり,何らの前科はつかない。平たく言うと「おとがめなし」ということだ。営利の目的なく個人の楽しみとしてする行為を対象とする単純賭博罪の不当性をうったえ続けている弁護士として,この結果を嬉しく思う。そしてちょっぴり誇りに思う。
繰り返しますが、2023年現在、海外で合法に運営されているスポーツベッティングサイトを日本国内から利用することは、完全に合法ではありません。ただし、昨今ではオンラインカジノ利用に対する注意喚起等が行われている中、個人が自分のスペースからスポーツベッティングサイトを利用して逮捕されたり検挙されたという案件は1件もありません。また、津田弁護士は賭博罪の違法性と公然性についても触れた上で、いきなり逮捕される可能性は極めて低いとも述べています。
起訴された事例があるというのは、顧客にオンラインカジノを利用させることを目的として国内で開帳されていたインターネットカジノ(略してインカジ)の摘発例です。インカジには賭博場開帳図利罪が適用され、利用者も摘発されるので絶対に利用しないように注意しましょう。
加えて、スポーツベッティングに関しては、むしろ解禁に向けた動きも見られます。
2022年1月には、スポーツエコシステム推進協議会が設立され、スポーツサーキュラーエコノミーの娯楽価値の一環としてスポーツベッティングも検討されています。法整備が追い付いていなく議論が進められている最中ですが、スポーツベッティングはそのうち完全に解禁される可能性があります。
スポーツベッティングはとても簡単で、スポーツベット初心者や、実際の競馬などからオンラインスポーツベッティングに移行してきたベテランプレイヤーに関わらず、短時間でベットを行うことができます。
また、ブックメーカーの中には日本競馬に対応したおすすめサイトも存在します。これらサイトは日本語にも対応しているので、英語が苦手なユーザーも安心して利用可能です。
アカウント登録や入金リクエストの処理が速いブックメーカーでは、5分から10分以内で登録からベットするまで辿り着けるでしょう。
ブックメーカーが設定する年齢制限をクリアしている限り、アカウントを作成し、好きなスポーツでベットし始めることができます。一部のブランドではスマホに最適化されたブックメーカーのアプリをインストールすることも可能です。スマホ向けの野球に賭けれるブックメーカーやサッカーに賭けれるアプリなど種類は様々であり、モバイル端末に最適化された環境でスポーツベッティングを楽しむことができます。
スポーツベッティングサイトを利用するにあたって、大まかな手順を以下にまとめてみました。
サイト選びの際は、有効なライセンスを所有し、法律に準拠していることが保証されている、スポーツベッティングサイトのみを利用することが強く推奨されます。とりあえずおすすめが気になるという方は、当サイトのブックメーカーおすすめランキングを参考にしてみてください。ボーナスやプロモーションオファー、優良なオッズ、および日本語カスタマーサポートを提供している、ライセンスを所有した合法なサイトを見つけることができます。
サイトが選定できたら、スポーツベッティングサイトでアカウント登録をしましょう。氏名や生年月日、住所、メールアドレスとった基本情報を入力し、登録を完了しましょう。セキュリティ対策に特に力を入れているサイトでは、メールアドレスや電話番号の認証が必要となる場合もあります。アカウント作成前には、少なくとも下記項目は確認してみましょう:
アカウント登録が完了し、アカウントが有効化されていることを確認したら、早速入金してみましょう!
入金は、ウェブサイト上の入金画面から行う必要があります。どのサイトでも使用可能な決済方法はありますが、サイトによっては対応していない手段もあります。当サイトのガイドでは、決済方法の情報もしっかりと抑えているので、是非とも活用してください!
多くのサイトでは、銀行振込、ベガウォレットやペイズといったイーウォレットが使用できます。また、仮想通貨ブックメーカーや暗号資産オンラインカジノでは、ビットコイン等にも対応しています。
通常は、サイトごとに最低入金可能額が設定されていて、ほとんどは20ドルまたは相当額程度です。探せば1000円から入金できるブックメーカーも存在します。入金制限ツールがあるサイトであれば、自分が快適にプレイできる許容範囲を上限に入金制限を設定することも可能です。
初回入金をする際には、ウェルカムボーナス(初回入金特典)を使用できるか確認してみましょう。多くのスポーツベッティングサイトでは、入金特典や登録特典が提供されています。特典内容は様々ですが、入金不要でプレイできるボーナスが提供されていることもあり、賭け条件が適用される場合もあります。また、ベットした金額や入金した金額に相応したボーナスを受け取れるサイトもあります。
入金が正常に処理され、アカウント残高に資金が入れば、ベットする準備は完了です。操作性の良いサイトが多いので、提供しているスポーツに関する情報も簡単に見つけることができます。
ベットしたいスポーツを押すと、提供されている出来事やオッズが表示されているページへと進みます。賭けたい出来事を選択し、ベット金額を入力して、オッズを受け入れたら、ベットを完了しましょう。
イベントの終了後、結果次第でベット金額を失うか、またはアカウント残高に勝利金が即時に直接反映されます。
出金は、出金ページから行いましょう。出金には、最低出金可能額が定められていることがあり、様々な出金方法が用意されています。多くのサイトでは、可能な限りは、入金に使用した決済方法と同様の方法で出金を求められます。入出金に関するポリシーは、サイトの利用規約から詳しく確認することができます。
スマホ向けのスポーツベッティングアプリが合法か違法かについては、アプリを提供するブックメーカーによって異なります。ブックメーカーが拠点を置く地域の規制当局からライセンスを取得していれば、そのブックメーカーが提供するアプリにも同様の水準が適用されます。つまり、ライセンスを取得して合法に運営されているブックメーカーが提供するスポーツベッティングアプリは合法です。ただし、スポーツベッティング自体が合法かどうかはユーザーの住んでいる地域や国によって異なるので、しっかりと現地のルールに従って利用しましょう!
以下はベッティングガイドで紹介しているおすすめブックメーカーの中でも、スマホやタブレット向けのアプリを配信しているサイトです。サッカー賭けアプリや競馬賭けアプリ、NBAに賭けれるアプリ、プロ野球賭けアプリとして活用できるので、興味がある人は注目です!
本ページでは、スポーツベッティングについて基本的な情報や日本での合法性について触れました。
スポーツベッティングは、スポーツ試合の結果やイベント発生する事象に対して賭けを行うギャンブルです。日本国内では競馬や競輪等がこれに当てはまります。日本では、競馬、競輪、競艇ならびオートレースといった公営ギャンブルが合法化されています。また、海外を拠点としたオンラインのブックメーカーを日本国内から利用することは法的にはグレーゾーンとされており、逮捕例は見られません。オンラインのブックメーカーで遊び始めるには、第一に自分に合ったスポーツベッティングサイトを選ぶところから始めましょう。
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ベッティングガイド日本語コンテンツの担当者。大手オンラインカジノ数社で勤務していた経歴があり、カスタマーサポートからマネージメント、マーケティング等、様々な立場で活躍してきた経験を活かして編集を行っています。アイゲーミング(iGaming)業界に関する情報も発信していくので、何か気になることがあればお気軽にご連絡ください。