ブックメーカーのメジャーリーグオッズ

スポーツベッティングでは有利な立場のチームをフェイバリット（Favourite）、不利な立場のチームをアンダードッグ（Underdog）と呼びます。

フェイバリットチームは人気があるため、オッズが低いです。賭け方をよく知らないファンはフェイバリットに賭けますが、ブックメーカーはそれを承知しています。結果として、フェイバリットチームのオッズは実際よりも低く設定されています。

だからといって、絶対にフェイバリットチームに賭けない方がいいという訳ではありません。予想が的中したときの配当を考慮し、本当に価値があるかどうかを判断しましょう。

同じディビジョンのチームと多くの試合をしているため、相手をよく知っている、または移動が少ないためかもしれませんが、何らかの理由で意外な結果が生じやすくなります。アンダードッグのオッズは、フェイバリットのオッズよりも高い傾向にあるため、価値のあるベットを見出すことができるかもしれません。

10社や12社のブックメーカーのオッズを監視するのは難しいかもしれませんが、3社や4社なら可能かもしれません。複数のブックメーカーにアカウントを持ち、常に最良のオッズを提供するところで賭けるようにすれば、長期的に違いを実感できるでしょう。

野球では風が最も重要です。風速が10 km/h以上の場合、トータルラン賭けのアンダーの方がオーバーよりも確率が高いことが一般的です。また、試合が行われるスタジアムも考慮に入れるべきです。スタジアムに可動式屋根があり、風から保護されている場合、この要因は影響しません。

湿度も影響を与える可能性があり、非常に湿度の高い環境ではボールが遅くなり、バッターの打球が短くなるため、得点率が低くなることがあります。

MLBは非常に長いシーズンがあり、多くの試合が行われるため、チームは選手を休ませるためにローテーションを行います。そのため、MLBに賭ける際には、各チームの先発投手について調べ、次のような主な統計データを確認することが重要です。

• IP（投球回数）
• WHIP（投球回数あたりの四球とヒット）
• ERA（防御率）
• WARP（控え投手に対する勝利数）

チーム全体の統計を見るだけでなく、バッターの統計も確認する価値があります。投手の場合と同様に、監督がローテーションを行うことがあるためです。バッターに関する最も関連性のある統計は次のような項目です。

• PA（打席数）
• wOBA（加重出塁率）
• OBP（出塁率）
• ISO（孤立パワー）

野球場のサイズは固定されておらず、スタジアムごとに異なるため、Coors FieldやChase Fieldのようなスタジアムでは高い得点が期待される一方、AT&T Parkのような試合会場では得点が低くなる傾向があります。